一昔前は、授乳をやめる「断乳」という考えが一般的でした。

母子手帳にも「断乳」という記載があったり、保健師さんから1歳を目安に断乳することをを奨められていた時期がありました。

私自身、娘が1歳になる頃に母や義母から、「おっぱいはそろそろ止めるの?」と聞かれたことがあります。

しかし、現在では、赤ちゃんが成長とともに自然とおっぱいを飲むことをやめる「卒乳」の考えが広まってきて、その時期についても自由になってきているようです。

断乳は親の意志がメインで行うのに対して、卒乳は赤ちゃんの成長や気持ちを汲んで行われるという違いがあるように思います。
赤ちゃんかわいい
卒乳については時期やタイミングははっきり決まっているものではありませんが、卒乳時期の平均や方法などについてまとめてみました。




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卒乳時期の平均はいつ頃?

まずは卒乳時期の平均はいつ頃なのかを紹介します。

卒乳の時期は赤ちゃんやママの気持ちであったり、仕事復帰などの環境の変化によってさまざまですね。

2007年に、社団法人全国私立保育園連盟による愛知県在住の1歳~3歳児の父母800世帯へのアンケート調査結果によると以下の結果になりました。
卒乳タイミング時期

・1歳以下で卒乳した子どもが約50%

・1歳1か月から1歳6か月の間に卒乳した子どもが約30%

・1歳7か月から2歳の間に卒乳した子どもが約8%

 

約半数の子供が1歳以下で卒乳しているようです。

しかし、卒乳の世界平均はなんと4歳2か月なんですね。

食糧危機などで栄養状態の十分でない国の統計も含まれていますが、世界各国と比べてみると、日本ではかなり早い時期から授乳をやめているという事が分ります。

WHO(世界保健機関)のガイドラインでは2歳までは母乳育児を推奨しています
母乳育児推奨
そして、日本小児学会では4歳までの授乳が推奨されています。

思っているよりも長い期間、授乳を続けるように推奨されていますね。


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卒乳時期のタイミングは?

次は卒乳時期のタイミングについて紹介します。
卒乳時期のタイミング

卒乳のタイミングを考えるときに、赤ちゃんが次のような状態を満たしているか確認してみましょう。

・離乳食を1日3回食べている
・コップやストローで水分補給ができる
・母乳の回数や飲む量が減ってきている

 

子ども側の要因をまとめると、母乳以外で栄養や水分をしっかり摂取できるようになってからが卒乳のタイミングになるようです。

しかし、授乳が終わった後の赤ちゃんの満足そうな顔を見ていると卒乳するのが寂しいと感じるママもいますね。

卒乳が完了するまでに途中でくじけてしまわないようにママの気持ちの整理も必要です。


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卒乳の方法や進め方は?

最後に卒乳の方法や進め方のまとめを紹介します。

卒乳をしようと決めたら、次のようなスケジュールで1か月くらいかけてゆっくり進めていきましょう。

1.1ヶ月くらい前からおっぱいをやめることを赤ちゃんに伝えます

卒乳をする日はパパや両親など周囲のサポートが受けられる日に合わせると良いでしょう。

卒乳する日から逆算して1か月前から、少しづつ「おっぱいとはさよなら」ということを伝えていきます。
赤ちゃんと話す卒乳
まだ1歳未満の赤ちゃんの場合は伝わりにくいかもしれません。

1歳半ころになると、大人のいう事を理解し始めるので、カレンダーにシールを貼ったり、印をつけて何度も繰り返し話すようにしてみましょう。

2.徐々に授乳の時間を減らします
授乳時間を減らす
おっぱいを欲しがる時や食後などに授乳した時に、赤ちゃんがある程度満足したところで授乳を切り上げます。

おっぱいがまだ欲しがっているようであれば、スキンシップをとったり、外へ連れて行って気分を変えてあげるようにしましょう。

授乳を早めに切り上げられたら、毎日1回ずつ授乳回数を減らしていくと良いですよ

それぞれ授乳回数が違うと思いますが、昼間の授乳回数が1日1回から2回くらいに減らすことができたら次のステップへ進みましょう。

3.「あと●日でおっぱいとバイバイだよ」とカウントダウンしていきます

これもカレンダーを見せながら繰り返し伝えていきましょう。

多くのお母さんが卒乳カレンダーを作って子供と一緒に卒乳までをカウントダウンしています。
卒乳カレンダー
これなら子供も興味を持って取り組めそうですね。

4.一週間くらいたったら3日間は完全に授乳をしない。

この3日間は支援センターへ出かけたり、公園で体を動かしたりして、できるだけ予定を詰めておくとおっぱいを飲むことを忘れていたり、赤ちゃんが疲れて寝つきが良くなります

おっぱいを求めてぐずったり大泣きしたりすると思いますが、外の空気に触れさせたり、おもちゃで気分を変えるなどの対策をあらかじめ考えておくといいでしょう。
赤ちゃん外へ出る
また、お風呂や寝かしつけをパパなど他の人に代わってもらうことも赤ちゃんのおっぱいへの気持ちをそらすために有効なようです。

焦らずゆっくり行っていきましょう。
 
 

以上、今回は

  • 卒乳時期の平均はいつ頃?
  • 卒乳時期のタイミングは?
  • 卒乳の方法や進め方は?

について紹介しました。

卒乳に向かってスケジュールを組んでいても、途中で赤ちゃんが体調を崩したり、大泣きした時におっぱいをあげてしまったり、うまく進められない事もあると思います。

また、おっぱいを求め続ける時は赤ちゃんの心の準備が整っていないのかもしれませんね。

卒乳は本来、赤ちゃんが自然におっぱいを欲しがらなくなることが理想的ですから、特別な事情がなければ無理にやめる必要はないと思います。

仕事に復帰するママは昼間はおっぱいをあげなくても、夜だけ授乳を続けてもいいですね。

赤ちゃんやママの気持ちを大切に卒乳するタイミングを見つけて、家族で乗り越えられるといいですね。